チョイスルーキー部門
北海道妹背牛町
ふるさと納税で寄附者と地域を繋ぎ、農業の可能性を未来につなぐ
自治体職員
櫻井 康之介
昨年まで戸籍係だった私は、人事異動でふるさと納税の担当者になりました。
初めての人事異動であり、恥ずかしながらふるさと納税の事を何も知りませんでした。上司からのOJTによる指導を受けて寄附金が妹背牛町の行政運営上の大切な財源になっていること、そして、日本全国から応援をしてくれる寄附者様がいて、地域の課題解決に繋がっていることを知りました。
妹背牛町は農業が盛んな“お米のまち”です。ふるさと納税の返礼品もお米が人気です。なぜ妹背牛町で美味しいお米ができるか知りたいと思いませんか? それは、北海道の母なる大河「石狩川」が流れ、おいしいお米を作るのに適した肥沃な大地があるからです。そして、先祖代々受け継がれてきた農地を守る生産者もいるからです。私の祖父も以前は農業を営んでいました。
ここで生活する地域の人々が、ふるさと納税の恩恵によって様々な行政サービスを受けていますが、今、妹背牛町には究極の課題があります。それは少子高齢化による人口減少です。これからもこのまちで結婚し、子育てができる環境を整え、農業が未来に繋がるように 寄附金を活用し、ふるさと納税で持続可能な地域の実現を目指します。
今の私に出来る事は、地域の情報を発信し、妹背牛町をもっと多くの方に知ってもらい応援して頂けるように取組むことです。地域と生産者を守り妹背牛町を未来に繋ぐために担当者1年目の決意をここに記します。