チョイスルーキー部門
岐阜県岐阜市
点から線へ、線から面へ繋がる働きを。
自治体職員
番 雅義
私は、2022年8月にふるさと納税の担当となりました。岐阜市は第3次産業が8割以上を占め、海や大規模な農場等も無いため、いかに品の種類を増やせるかがポイントでした。
そのうえで重要な要素は2点あり、1つ目は「サポート体制の充実」です。生産者さんの中には、ECや直販が未経験な方がみえます。岐阜市では地場産品基準に適合していれば、どなたでも参加できるように、中間事業者と共に直接応対できる体制を構築し、私自身も積極的に業者さん廻りを行いました。
2つ目は「関係性づくり」です。私はこれまで、観光部局での経験があり、その時に繋がることができた宿泊やイベントに携わる方々と連携して、体験型返礼品の登録も推進できました。これらの結果、1年で返礼品提供事業者数は4倍以上に、返礼品数は9倍以上となりました。また2023年10月には、関係性づくりをより一層強化するために、ふるさと納税専用のInstagramを開設し、自治体のアカウントではあまり活用されていない「フォロー機能」に着目し、返礼品提供事業者を主な対象者として活用することとしました。その結果、岐阜市との相互フォローを行い、互いに品づくりのこだわり等を発信できるようになりました。
今後はSNSの特性を活かし、市内の多様な提供事業者さん同士が繋がれるようなスキームを構築し、「こんな返礼品あるんだ!」と思われるような取り組みをしていきたいです。